大阪コンソートは2010年12月のリサイタル(大阪・いずみホール)で、ヘンデル「メサイア」(富岡健指揮)を取り上げ、「メサイアに新しい生命を与えた」と高い評価を得ました。
私たちは、いまフォーレのレクイエムに取り組んでいます。しかし、その中で、
東日本大震災による深い悲しみが頭を離れたことはありません。このような状況だからこそ、
生みださなければならない何かがあるのではないか、そしてコンサートを東日本大震災で被災された方々への
深い祈りと思いを届ける場にしたいとの強い願いからこのコンサートを企画しました。
そして、こんなことができればと考えています。
そのために、
(1) 震災で親・保護者をなくした子どもたちのためのチャリティーコンサートにしたい。
(2) フォーレ・レクイエムに関心のある方、この機会に一度聴いてみたいと思われる方など、できるだけ多くの方々が集うコンサートにしたい。
(3) クリスチャンとクリスチャンでない人の垣根を超えて、そしてカトリックとプロテスタントの宗派・教派を超えて祈りの場を共有したい。
この私たちの思いをカトリック大阪大司教区がお聞き入れ下さり、大阪カテドラル聖マリア大聖堂での開催をご許可くださいました。被災地と心を一つにした祈りのフォーレ・レクイエムの会にしたいと願います。
2009年に滋賀において開催された「響け、みずうみの鼓動」演奏会で富岡先生は京阪神の女声合唱団200名を指揮して、
夫の組曲「水のいのち」を演奏されました。女声ならではの清らかさ、優しさに溢れた感銘深い演奏でしたが、
ことに第4曲「海」はAve Mariaに見られる聖母マリアの愛を感じさえる祈りのように、心に深く沁み入るものがありました。
このたび大阪カテドラル聖マリア大聖堂において、東日本大震災で被災された方達の鎮魂と復興のために、
チャリティーコンサートとして富岡先生のご指揮によるフォーレのレクイエムが演奏されます。
神聖な会場の雰囲気の中、先生の深い信仰とご熱意によるこの名曲の演奏は、必ずや亡くなれた方達の霊を慰め、
また被災された方達が復興への希望と勇気を得られることでしょう。そして演奏者、来会者の心を一つにした深い祈りとなり、
大きな成果を収められることと信じております。
私も共に祈りながら、心からご支援いたします。
日時 2012年4月30日(祝・月)
会場 大阪カテドラル聖マリア大聖堂
演奏団体
音楽監督・指揮 富岡健
独唱 soprano ガハプカ奈美
baritone 岸 俊昭
オルガン 大代 恵
ハープ 村上ひろみ
合奏 室内管弦楽団オルフェウス大阪 (20名)
合唱 大阪コンソート 70名
一般公募 40名
祈祷者 中島義和(日本パブテスト連盟)
井上 隆晶(日本基督教団 都島教会)
内田 望(日本聖公会 堺聖テモテ教会)
松本義宣(日本福音ルーテル神戸教会)
畠 基幸(カトリック池田教会・日生中央教会)
内容 フォーレ・レクイエム全曲
2、3曲ごとにエキュメニカル(超教派)の神父・牧師・司祭による祈りを共にします。
ラシーヌ賛歌・小さな幸せ(合唱団 大阪コンソートのみ)
協力 カトリック大阪大司教区エキュメニカルチーム
超教派クリスチャン信徒連盟
大阪キリスト教連合会 議長 中島義和
後援 大阪府合唱連盟
協賛 思いを共有できる個人、及び共同体
主催 合唱団大阪コンソート
(キャスト・スタッフは決定しだい 順次このページを更新しお知らせいたします。)
大阪室内歌劇場音楽監督兼代表、ハーモ二アス室内管弦楽団設立芸術監督 、大阪芸術大講師、藍野学院講師、岐阜県立加茂高校講師。同志社大法学 部卒。在学中からグリークラブ指揮者として、故福永陽一郎、故若杉弘に師事。米
ミシガン州ウェーン大音楽部指揮専攻科修了。
教会コンサートとしては、安藤忠雄による「作品」として世界的な評価を得ている「光の教会」で、アメリカのクリスマス風物詩ともなっている、「もう一つ」の「東方の3博士の
物語」ジャン・カルロ・メノッティのオペラ「アマールと夜の訪問者」を5日間連続公演、 全国的な注目を浴びました。
宗教曲以外でも、バチカンから聖シルベストロ教皇騎士団勲章を授与された田三郎「水のいのち」を滋賀県文化振興財団の依頼により、200人の大合唱団を編成して発表、「宗教的思索を感じさせる名演」として高い評価を得ました。
また11年NHKスペッシャル「無縁社会」で挿入された「小さな幸せ」(詞・曲 谷本智子)を合唱編曲版を出版し、多くの団体で演奏されています。
フォーレの「レクイエム」については1989年に同志社グリークラブを率い、パリでフランス国立放送管弦楽団と協演、これも絶賛を博しました。近年はルーマニアとも、政府招聘を通じて国立オラディア交響楽団を指揮するなど「音楽親善」を深めています。
鎮魂と復興の祈りのためにフォーレのレクイエムを私達と共に歌い、この曲をかつて歌ったことのある方のご参加を募ります。
(1月27日 追加訂正)
おかげでソプラノ・アルト・定員枠いっぱいとなりました。あしからずご了承ください。
テナーとバスは若干名受け付けます。
尚、変更があればこのページでお知らせします。
(1) 4回程度の練習に参加していただきます。
(2) 合唱参加費5000円。
(3) コンサートにお誘いできる方をお誘い頂きたいとの願いを込めて、前売券(チケット数枚で10000円程度)の協力をお願いします。
(4) 先着順に申し込みを受け付けます。(募集人員40名)
一般公募の方との練習は
4月1日(日)、7日(土)、13日(金)、15日(日)、21日(土)、27日(金)。
この内4回練習にご参加ください。土・日は11-13時 金は18:30-20:30
場所はJR環状線「京橋」南改札 東へ徒歩5分 アカツキ工業ビル1F
第6曲 Libera me(私を解き放ってください)後半の斉唱部分を会場の皆さんと共に歌いたいと願っています。開演45分前に会場でリハーサルを行いますのでご参集ください。楽譜はお配りするプログラムの中にあります。
合唱団大阪コンソートフォーレ・レクイエム 実行委員会
住所:郵便番号543-0054 大阪市天王寺区南河堀町9-48-511 林気付
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(現在リンクしていません。)
おかげで前売り券は完売となりました。(4月23日)
このメールフォームでの当日券のご予約や問い合わせはお受けできません。あしからずご了承ください。