モツレクとJR福知山線脱線事故

コンソートの第2回演奏会(2005年5月)を控えて、演奏会直前のオーケストラ合わせの最終稽古を尼崎アルカイックホールのリハーサル室で行うことになっていました。

それは事故が起こった4月25日の数日後。まだ現場の混乱が残るなか、献花台が設けられたことを知った富岡と3人は、練習を終えるやいなや、夜もすっかり深まったにも関わらず、花束を手向けに現場に向かったのでした。

私達は報道関係者に囲まれただけでなく、多くの報道陣が演奏会にもがおいでになり、私とちと一緒になって、106名の犠牲者、とりわけ通学途中の若者の無念さを心の思いながら、鎮魂の祈りの捧げたのでした。

日経全国版5月15日